社長メッセージ

代表取締役 鎌谷正弘
株式会社カマタニ

代表取締役 鎌谷正弘

 1919年(大正8年)に姫路に誕生したカマタニは、令和元年10月19日をもって創立100周年を迎えることができました。この大きな節目を迎えることが出来ましたことは、ひとえに支えてくださった全ての皆様の賜物と心より御礼申し上げます。
当社は創業当初、衣料品や雑貨などを扱う小売商でした。1941年(昭和16年)に日本が太平洋戦争に突入したことにより、陸軍偕行社の指定工場として陸軍将校服を作ることが許されました。しかしながら敗戦によって将校服の生産はなくなり、また統制経済下で販売するものもなくなってしまいました。
初代社長は「絶対に闇の商売はしない」との信念をもっていたことから、布生地が配給されていた企業や病院にお願いして、生地をお預かりしてスカートやシャツに縫製させてもらう加工事業に着手、これが当社の制服の専門会社としての歴史の始まりとなります。
その後、縫製業者として警察、防衛庁、国鉄、郵政省、日本電信電話公社と制服縫製業者に指定されて官公庁の制服を中心に縫製の仕事に携わって行く一方で、兵庫県を中心に各企業の作業服や事務服の販売、さらには学校や農協、金融機関の制服も企画から製造販売まで幅広くご愛顧いただくようになりました。
 2000年にはメディカル事業を立上げ、医療・福祉業界向けにシーツや白衣のクリーニング付きリースサービスに取り組むようになりました。新素材を活用して自社開発したオリジナルの病院用マットもシェアを伸ばしています。

当社ではユニフォームを、企業と社会の接点を担う、最前線のツールと位置づけています。企業間競争が激しくなって行く中で、ビジョンや理念を世間に対して訴えていくということはさらに必要になってくることでしょう。そのツールの一つとしてユニフォームは大きな役割を担っています。ユニフォームは単なる「モノ」ではなく、「企業イメージを形にするツール」「企業ブランディングとしての戦略ツール」にと欠かせないアイテムなのです。
ユニフォーム本来の役割や可能性を最大限に発揮させる方法を追求し、お客様にフルに活用して頂くことが私たちユニフォーム業者の使命。今後も時代の変化に適応しながら、ユニフォームの新たな価値を、お客様にご提供して参ります。
企業や学校のイメージや姿勢、想いを表現しながら、着る人が気持ちよく働くことで、商品やサービスがレベルアップされ、その結果として、世の中や社会がさらに豊かになる。ユニフォームの力による社会貢献および、ユニフォーム文化の創造を目指して、着実に成長してまいりたいと思います。

 次の新たな100年を見据え、ユニフォーム業界の活性化や発展の一端を担えるように努力してまいりますので、変わらぬご指導とご支援を賜りますようよろしくお願い申し上げます。

代表取締役 鎌谷正弘