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ユニフォーム豆知識1


ここでは「ユニフォームの恐〜い話」で書ききれなかったユニフォームの持っている凄い力を紹介いたします。この書き込みが少しでも皆様のユニフォーム活用のプラスになれば嬉しく思います。今まで育ってきたユニフォーム文化がもっと花開くように願って掲載しました。是非ご覧下さい。



例えばレストランで働く大勢のスタッフの中に、一人違う色のネクタイを締めている人物が居るとしましょう。ユニフォームの明らかな違いを見れば、その日始めて来店したお客様にも、その人物が他のスタッフより責任のある立場なのだということが明らかです。するとお客様は単に注文を伝える以上の込み入った相談をしたいとき(メニューのアレンジをお願いしたり、運ばれてきた料理に問題があったことを伝えたり)責任者らしい人を選んでテーブルに呼ぶことが出来ます。 たったこれだけのことが、満足のいくサービスがスピーディーに提供されるきっかけになり、お客様と店、双方にとっての利益になります。
スタッフの職務レベルをユニフォームで示すことは、お客様の「期待値」をコントロールすることに繋がります。 人はレベルが高いとわかっている人に対しては高い期待を持ちますが、そうでない人にはあらかじめ大きな期待はしません。 
人は、期待が外れた時に最も不満が大きくなりますから、ユニフォームで期待値をコントロールすることが出来れば、お客様と店がお互いに満足しながら、スムーズなやりとりが出来るようになるのです。



レストランや料亭で素晴らしい器に料理が美しく盛り付けられていると、よりいっそう料理が美味しく感じられることは皆さんも既にご承知のことだと思います。  それは人は見た目の印象で勝手に物の値打ちを判断し、その印象によってより期待感が膨らむと同時にそのレベルが達成されていたときの満足感はよりいっそう大きなものになるからなのです。  
イタリアンレストランはイタリックな雰囲気を演出し、中華は中国王朝風、和食は和風や民芸調の演出等々、これらの演出でお客様のより大きな期待と満足を作り出しています。 その演出にユニフォームが大きな役割を果たしていることは想像に難しくありません。 
そして着用者に着用することの満足感、お客様が従業員のかっこいい姿を見てより大きな期待を抱いたとき、それに答えてくれたときの満足感は、演出無しで中身だけで勝負をするときの4倍も5倍も増幅されるものだと思います。



日本人はテニスやその他、自分達のサークルの仲間が5人以上集まるとすぐにTシャツやジャンバーを揃えたくなります。 それは自分達仲間の連帯感の確認や、他の人達との差別化を意識するためだと思います。 
この特性をうまく発揮させたのが幕末の官軍の制服だと思います。 当時は自分達で無理やり官軍だと主張していましたが、中身は雑多な人達の集まった寄せ集めの軍隊でした。 長州・薩摩・土佐を中心にした軍隊というだけではなく、長州藩の軍隊に至っては各藩脱藩の浪士隊・力士達の力士隊その他、豪農ばかりで組織した隊・町人やならず者を集めた隊etc,etc,そんな寄せ集めの軍隊も一つの制服を着ることによってある種の連帯感を覚え、また官軍としての誇りを持って戦に挑んだことも大きな力を発揮できた要因の一つだと思います。 
自分達の仕事に、会社に愛着や自信・誇りを持つことが個々の行動に自覚と責任を感じ、行動にそれを表わすのだと思います。



冷凍倉庫内での作業・渦巻く火炎の中での消火作業・無菌室での医療活動や食品製造・特殊な環境下での作業は当然その特殊条件下で働くための特殊素材の作業服が必要です。  それだけではなく、デザイン的にポケットの大きさや位置の違いによって仕事がしやすくなったり、袖ぐりや袖のつけ方、脇のカットの仕方やサイズ構成の組み方などのちょっとした工夫によって同じ服が軽く感じ、動きがスムーズになって作業効率が良くなり、疲れが感じにくくなるなど仕事そのものが楽になることは、長時間仕事をする上で非常に大切なことだと思います。
しかも、その作業が毎日毎日つづくのですから身体に対する負担の軽減が健康にまで作用するのではないかと思います。
また、目立つ色にしたために職場での安全確保に役立つこともありますし、明るい色のユニフォームを着るのと暗い色のユニフォームを着るのとでは光の反射の違いにより実際の職場の明るさが大きく違ってきたりもします。



CI(コーポレートアイデンティティー)つまり企業の個性を表現するということは、個人に置き換えてみると自分らしい服装をするということだと思います。  人は見た目で相手を判断してはいけないと言われるのですが、必ず見た目で判断してしまいます。
派手な服を着た人は派手な人、つっぱった格好をしている人はつっぱった人、高級なスーツを着ていたなら地位のある人、等々のように見た目で勝手に性格やその人の背景を判断して、そう思い込んでしまうのです。 だから着る物って大切なんですね。 
企業の場合は自分たちの今後のビジョンや、ありたい姿を明確にしてその姿を従業員にも解りやすく伝え、自分たちの個性作りをしていく。
そしてその個性に合った姿を外部にも発信していくことが大切になります。 そのときにユニフォームが重要な役目を果たしてくれるのです。
これは外部の方に自分たちの個性をビジュアルに表わしていくだけではなく、従業員に対しても企業姿勢を意識付ける大きな手段でもあるのです。



警察の制服を着ている人を見れば、誰もが疑うことなくその人を警察官だと思うでしょう。
それと同じように看護師・自衛官・飛行機の客室乗務員・消防士等々姿を見ただけで職業がわかるユニフォームは沢山あります。
警察官は制服を着ているので皆が警察官だとわかります。 だから交通整理やその他の指示に素直に従っていますが、中身は本当の警察官であっても私服を着た人が、交通整理や家庭調査の質問に当たった場合、皆が素直に従うでしょうか? たぶん常にトラブルが発生して職務がうまく進まなくなるでしょう。
このようにパッと見ただけで職業がわかることによって、皆さんの心の中にそれに対する準備が出来るのでスムーズに運ぶ事柄は大変多いと思います。 
同じように宅配便会社の車やユニフォームを見れば社名が描いてなくてもその会社までわかるケースがたくさんあります。 それによって宅配の荷物運びもスムーズに行なわれているのではないでしょうか。 この例のように宅配便の会社などはユニフォームによって仕事がスムーズに行なわれるというメリットだけではなく、生きた動く広告塔としてのメリットも享受しているのです。



飛行機の客室乗務員はユニフォームを着用することによってお客様と客室乗務員、つまりサービスを受ける人とサービスの提供者を明確に識別できるようになっています。 これはお客様がサービスを受けたい時、迷わずに客室乗務員を呼べるということで、素早くサービスが受けられるということです。 確かにコールボタンがついていますが、日本人の場合遠慮してボタンで呼びにくい方もけっこういらっしゃるようなのでユニフォームが役に立っているのです、そして明確に識別されてひと目で客室乗務員とわかり常に目立って見られているので、常に緊張し、よりよいサービスに心がけることで、より一層サービスの質が上がってくる効果があるのです。 人間は誰しも弱い心をもっているので、見られていなければ、自分だとわからなければ、ひょっとして相手が気が付いていなければ、自分も気が付かなかった振りをしても大丈夫では・・・というような心が起きないともかぎりません。 
また、客室乗務員の場合は実際に着る人達もかっこいいのですが、ユニフォームの計算された理知的な美しさにより、より輝いて見える。
そのかっこよさ、輝きに憧れて客室乗務員を希望する人が後を絶ちません。 その多くの応募者の中から選ばれた自身と誇りが、結構きつい仕事にも耐え、そしてまた新たな輝きを放つのではないでしょうか。 この場合は、サービスの向上・リクルート効果・職場のモラル向上・企業や職場の演出効果などの様々なユニフォーム力が働いている例の一つではないかと思います。



以上のようにユニフォームは企業にとって大きな役割と、効果を果たしています。ただ単にファッションとしてまた、福利厚生の一環として捉えるのではなく、企業のイメージ戦略の重要部分として考えていただければより効果的に使えて、企業の発展に繋がっていきます。ユニフォームのより良いご使用を期待致しております。



「ユニフォーム力」、書籍のご紹介

効く!ユニフォームとして、ユニフォームの効用や秘めたるパワーをご紹介している本です。





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